
出典:X公式@hochi_takenatsu
佐々木朗希選手の年俸が低い理由について、多くのファンが疑問を抱いています。圧倒的な投球力を持つにもかかわらず、メジャー契約ではなくマイナー契約でのスタートとなり、契約金や年俸が抑えられています。その背景には「25歳ルール」やポスティングシステムの影響、これまでの実績、怪我の懸念などが関係しています。
この記事では、佐々木朗希選手の年俸が低い7つの理由を詳しく解説し、今後の年俸アップの可能性についても考察したいと思います。
この記事で分かること
- 佐々木朗希の年俸が低い理由と「25歳ルール」の影響
- ポスティングシステムが契約金に与える制約
- これまでの成績やタイトル獲得が年俸に及ぼす影響
- NPBとMLBの年俸格差と今後の年俸アップの可能性
佐々木朗希の年俸が低い7個の理由とは?契約の背景を解説

出典:X公式@hochi_takenatsu
メジャーリーグの「25歳ルール」と契約制限
メジャーリーグには「25歳ルール」という契約制限があり、25歳未満の海外選手はマイナー契約しか結べません。これにより契約金の上限が設けられ、高額な契約を望むことが難しくなります。佐々木朗希もこのルールの影響を受け、契約金は制限されました。
実際に、23歳でメジャー挑戦した大谷翔平もマイナー契約でのスタートを余儀なくされました。このため、より有利な条件を得るためには、25歳まで待つという選択肢も考えられます。
これまでの主要タイトル獲得実績の不足
佐々木朗希は高いポテンシャルを持つ投手ですが、これまで主要なタイトルを獲得していません。タイトルは選手の市場価値を高め、年俸にも大きく影響します。
特に投手の評価基準となる沢村賞や最多勝などの実績が不足している点は、契約条件に影響を与える要因となっています。同世代の宮城大弥が2桁勝利を複数回達成しているのに対し、佐々木は未達であることから、評価が分かれるのは自然なことと言えます。
怪我の懸念と登板機会の少なさ
佐々木朗希の評価が分かれる要因の一つに、登板機会の少なさがあります。怪我を避けるために慎重な起用がされており、規定投球回数をクリアしたシーズンはありません。登板機会が限られることで、フルシーズンを戦えるかどうか不安視されています。
2022年の完全試合など圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、年間の安定した活躍が評価されにくい現状が、年俸の低さにつながっています。
年度 | 勝ち | 負け | 防御率 | 投球回数 |
---|---|---|---|---|
2020年度 | 登板なし | |||
2021年度 | 3勝 | 2敗 | 2.27 | 63.1 |
2022年度 | 9勝 | 4敗 | 2.02 | 129.1 |
2023年度 | 7勝 | 4敗 | 1.78 | 91 |
2024年度 | 10勝 | 5敗 | 2.35 | 111 |
ポスティングシステムによる契約金の制約
ポスティングシステムを利用した移籍では、契約金が制限されることがあります。特に25歳未満の選手はメジャー契約ができず、譲渡金も大幅に抑えられるため、所属球団にとって経済的なメリットが小さくなります。
佐々木朗希の場合、ロッテが得られる譲渡金は約2億5000万円とされており、同じポスティング移籍でも山本由伸の約72億円と比べると大きな差があります。こうした契約の仕組みが、年俸の低さにつながっています。
NPBとMLBでの年俸格差とその背景
NPBとMLBでは年俸に大きな格差があり、その背景にはリーグの収益構造の違いがあります。MLBは放映権やスポンサー収入が桁違いに多く、トップクラスの選手は数十億円規模の契約を結びます。
一方、NPBの平均年俸はMLBの10分の1以下にとどまり、球団の収益構造も異なります。佐々木朗希がNPBに残れば年俸は順調に上がる可能性がありますが、MLB移籍を選んだことで現時点では低い契約になったと考えられます。
NPB時代の推定年俸
2020年 | 1600万円 | 千葉ロッテマリーンズ | 17 |
2021年 | 1600万円 | 千葉ロッテマリーンズ | 17 |
2022年 | 3000万円 | 千葉ロッテマリーンズ | 17 |
2022年 | 8000万円 | 千葉ロッテマリーンズ | 17 |
2023年 | 8000万円 | 千葉ロッテマリーンズ | 17 |
出典:グラゼニ.com
メジャー契約ではなくマイナー契約スタート
佐々木朗希はメジャー契約ではなく、マイナー契約でのスタートとなりました。これは「25歳ルール」により契約金が制限されるためです。マイナー契約では年俸や待遇が低くなりますが、メジャー昇格後の成果次第で大幅な昇給も可能です。
佐々木が開幕メジャー入りしても、最初の3年間はリーグ最低年俸で契約。 2025年は76万ドル(約1億2000万円)、2026年は78万ドル(約1億2300万円)となり、2027年は未定になっています。
大谷翔平も当初はマイナー契約でスタートしましたが、実力を証明したことで短期間で高額契約を結びました。佐々木も今後の成績次第で、メジャー契約へと移行する可能性があります。
佐々木朗希選手期待しかない。
— かえのぎ♥ (@kae_nogi46) January 19, 2025
絶対やってくれるぜ。
大谷さんも心強いしね。
佐々木朗希のMLB移籍、大谷翔平との決定的な違い
佐々木朗希のMLB移籍と大谷翔平のケースには決定的な違いがあります。大谷は二刀流としての実績があり、NPB時代から規定投球回数をクリアし、MVP級の活躍を見せていました。一方、佐々木は圧倒的な能力を持ちながらも、シーズンを通しての安定感に不安が残ります。
さらに、大谷はエンゼルス移籍後にすぐメジャーで起用されたのに対し、佐々木はマイナー契約でのスタートとなります。この違いが、契約の大きな差につながっています。
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まとめ
- 佐々木朗希の年俸が低い理由の一つは「25歳ルール」により契約金が制限されるため
- これまで沢村賞や最多勝などの主要タイトルを獲得しておらず、市場価値が上がりにくい
- 怪我の懸念があり、規定投球回数を満たしたシーズンがないため評価が分かれる
- ポスティングシステムによる制約で、ロッテが受け取る譲渡金が少額にとどまる
- NPBとMLBの年俸格差が大きく、日本に残れば昇給の可能性があった
- 25歳未満のためメジャー契約ではなくマイナー契約でスタートし、初年度の年俸が低い
- 大谷翔平と比較すると、二刀流の実績やメジャーでの即戦力性が評価されにくい
いかがでしたか?色々叩かれる事も多い佐々木朗希選手ですが、メジャーでも活躍してくれることを願っています。
最後までお読みいただき有難うございました。